ブックメーカー 税金の支払いと法律
ブックメーカーとは、欧米における賭け屋のことを言います。対象となるのは、サッカーや野球、アメフト、バスケットボールなどのメジャーなスポーツから、マイナースポーツまでスポーツ全般が賭けの対象となります。その他にも、アメリカの大統領選挙やアカデミー賞の受賞者、ゲーム大会なども対象となり、対象となるものは多岐にわたります。
日本の法律では、ブックメーカーなどのギャンブルで稼いだお金は「一時所得」の扱いになります。所得に対しては税金がかかるため、きちんと理解しておくことが大切です。
日本にいてもインターネットを通じて海外のブックメーカーサイトで賭けをしたとしても、「全世界所得課税」によって全ての利益が課税対象となるため、海外のオンラインカジノでもブックメーカーサイトでも稼いだお金は一時所得として税金を支払う必要があります。
法律を踏まえた上で計算すると、一時所得は最高50万円の特別排除があり、年間で50万円以下の利益であれば税金はかからないとされています。つまり資金20万円を50万円に増やせば利益は30万円のため税金がかからず、資金20万円を100万円に増やせば利益が80万円となり税金がかかります。海外のブックメーカーサイトから自分の銀行口座にお金を送金する場合、振込履歴が残ります。少しでも稼いだ分があれば確定申告をしておいたほうが安心です。50万円を超えていない場合には税務署にうるさくは言われませんが、50〜100万円を超えるほど稼いでいるというケースには注意が必要となります。
確定申告は、その年の1月1日〜12月31日までの得た利益に対し、2月16日〜3月15日まで行うことが必要です。面倒かと思いますが、申告しないと延滞税や無申告加算税などの対象になってしまいます。